人とのつながり, 防災, 防災トランプ

第41回親子向け防災トランプのはじめて教室を開催しました。

第41回目となる2015年3月8日は、大人5名、子ども7名の計12名の参加者で防災トランプとえほんばなしづくりを行いました。

東日本大震災から約4年が経過し、新聞でも意識の風化が取り上げられる中、はじめて教室の常連さんたちは
すでに自分たちの身の回りでキケンな状況を考え、どんどん人に話ができる程になってきています!!
今回はそれを実感した集まりとなりました。

はじめのお話

今回は3月11日に近いこともあり、まずはじめにプレイリーダーの岡から少しお話をさせてもらいました。
東日本大震災のときのことを「こわかった」と毎回話してくれる常連さんもいる中で、
「いつ、今度はもっと大きいかもしれない地震がきたらみんなどうしますか?」
「今回は、そんなときに備えて、楽しく遊んだあとは、しっかりとえほんばなしを書いて、
 今日みんなで話したお話を思い出せるようにしてもらいたいと思います」
と普段よりも強めのメッセージを投げかけてみました。

すると子ども達からは
「うん、えほんばなしちゃんと書くー」「かきたい!かきたい!おはなししたいよ」
という声がでてきました。こちらもお話してもらえるように、工夫をがんばろう。
そんな気持ちにさせられたはじまりのやりとりでした。

防災ババ抜きからスタート

今回は、常連さんばかりだったので、まずは何をやりたいか聞いてみました。
一致して「ババ抜きやりたい!」という意見がでたので、防災ババ抜きをやりました。

通常のババ抜き同様に、カードをひいてきて、手持ちのカードと数字がそろったら捨てられるゲーム。
防災ババ抜きは、この捨てるカードにオレンジ色の“リスク”マークが入っていたら、お話ができます。
お話は、捨てるカード2枚のうち、どちらのお題についてお話してもいいルール。好きな方を選べます。

そしてお話ができたら、次の人に2枚引いてもらえるので、お話することで手持ちを早く減らすことができます。

最後はなぜか、ジョーカーと4が1枚あまってしまいましたが、、、お子様とのゲームなので良しとなりました。

防災High&Low

続いては、防災High&Lowを大人もこどもも混ざってみんなでやりました。

High&Lowは、いま場にでているカードの数字をみて、次に出すカードの数字が今のカードよりも大きいか小さい、または同じかを当てるゲーム。

今回は大きいか小さいか、または同じかを当てられたらコインがもらえ、次のカードをめくる前にお題に書かれている内容をみんなでお話する、防災High&Lowをやりました。

参加者からでた防災ストーリー

今回もたくさんのお話がでましたが、4つほどご紹介します

〇自宅にいるときに強い揺れが起こった (30代・女性)
マンションの4階に住んでいるんですけど、まだ大きい地震にあったことがなくて、今は
震度3の地震でも結構ゆれて怖いんです。自分の感覚とテレビの震度との差が大きい。これまで一軒家
だったのが、今はマンションになって、揺れ方も違うので…大きい地震が来たときに怖いけど、
テレビの震度では大丈夫と思っても自分の住んでる建物とでは違うんだって知っておくだけでもいいですよね。

〇大型の台風が上陸した(10歳・女の子)
用事があるから、土曜日の10時くらいに風が強かったりするとピアノに行けなくなっちゃう。
3月で先生がいなくなるから、教室がおわっちゃう。時間がわずかだからいけなくなると困る。
いつも自転車とか雨だとバスだけど、台風だと1人でいけなくなってお休みになっちゃうから。

 ・余談
 風が強い日に自転車にのると?
 ・おされると早くなる
 ・前から吹くと、重くて進まない
 ・横からだと、倒れちゃうかも

〇外にいるときに強風が吹き荒れている(5歳・女の子)
きょうね、風が強かったよ。ドアが重かったの。
外からおねえちゃんが押してるかと思って、「やめて」っていってるのに、全然やめてくれなかった。
そしたらおねえちゃんじゃなくて風だった。

・続いてお姉ちゃんが補足
 重いドアだと開かないし、開いてたらバタンって
 しまって骨折しちゃうかも。ドアこわい。

〇お外でそらがゴロゴロ、ピカッってしたらどんな危険があるとおもう?(4才男の子)
  みんなに当たったらね、みんなしんじゃう。だからね、あたらないところににげる。
 Q.当たらないところってどこがあるかな?
  園庭にね、逃げるところあるよ。
 Q.お外じゃなくてお部屋の中だったら?
  窓の近くはね、窓ガラスが割れたらそこから入ってきてあたっちゃうからね、だめだよ。
  なかのほうにいくんだよ。

みんなでえほんばなしをつくろう!

はじめの宣言通り、いざ「お話をえほんにしてみよう!」と声をかけるとみんな一斉に、
しんけんに書き始めてくれました。

このえほんばなしには、自己紹介となるじぶんのことを書く段、困ったことを書くだん、
だれがどうやってたすけてくれたかを書く段、そしてそれからどうするようになったかを書く段があり、
埋めていくと自分だけのお話ができるようになっています。

プレイリーダーとしての感動
とある、参加者の方から、うちのこはいつもえほんばなしが一緒になっちゃう。というご相談を受けました。
実際に、年齢の小さいお子さんでは毎回おはなしをまとめるのは大変です。

そこで私はとある5才の女の子のえほんばなしを読み返し、これまでの様子を思い出してみました。
すでに8枚目となる彼女のえほんばなし。
はじめは同じ話ばかり書いていたのですが、ある時を境に毎回違うお話をかけるようになっていました。

どうしてだろう?と改めて、ふりかえってみると、初めは同じ話をかいていた彼女ですが、
よくみると、助けてくれた人物がおばあちゃんだったり、おじいちゃんだったり、
同じかたづけができない話でも、すこしニュアンスを変えて書いてあることがわかりました。

そしてある日、彼女は教室が始まる前から蚊のデング熱の話をしてくれていました。
その時のえほんばなしには、デング熱の蚊のはなしが書かれていました。

その日を境に、彼女は毎回違うお話を書けるようになっていました。

どういうことでしょう?

実は、ある日を境に、彼女の中で、次はこの話を書こう!と次の教室が近づくといろいろな困ったことを
自分で考えられるようになっていったようです。
以前は「わからない」が多かった彼女ですが、今では全てのお題でお話ができるようになっています。
教室の前だけでなく、普段から意識できるようになった証なのかな?と勝手におもっています。

この話を相談されてきた方にお話したところ、
「無理に話をかえて、お話つくらなくてもいいんですね!繰り返し同じお話を書くこととも大事なんですね!」
と、安心したという声がでました。

大人が勝手に「こうなんだ、これがいけない」と決めるのでなく、
こどもは繰り返しやっているうちに覚え、意識できるようになるとあとはどんどん自分で情報収集してこれるんですね。
子どもらしく判断できるし、子どもらしく育つってこういうことなんだなと、実感し、感動しました。

******************************************
次回の防災トランプのはじめて教室は

   2015年4月12日 10:30~12:00
   キュリオステーション淵野辺店で開催します!

参加を希望される方は、メールにて [email protected] までご連絡ください。
ご参加お待ちしております。

~防災トランプのはじめて教室~
「自分の体験」が誰かにとってのこれからの防災になる。
「誰かの体験」が自分にとってのこれからの防災になる。
そんな防災話の交換をトランプしながらできちゃいます!
遊び方もいろいろ考案されて増えているのでときどきプレイしてもらって
防災に意識を向けるきっかけになれば幸いです。

防災トランプに興味を持たれた方いらっしゃいましたら是非お気軽にご連絡ください!

The following two tabs change content below.
岡 歩美
子どもが笑って暮らせる環境は誰もが快適と感じる、住みやすい環境だと信じ、「おやこ」や「わかもの世代」を対象に活動。暮らしや仕事に役立つ情報や楽しい時間を身近な人と共有できる「コミュニケーション」の機会をつくっている。
Comment





Comment